超・記憶術ショー講座  by 海馬 肇     





脳トレが大ブーム。テレビでは脳をテーマにしたクイズ番組が多く放映されています。また脳トレ専門のゲームソフトや本なども人気で、記憶や脳の働きが衰えないよう、老若男女が頑張っているようです。
ここでは、10個の品物をあっという間に覚えて、好きな順序で思い出してみせる、記憶テクニックをお教えします。
記憶ショーとして、宴会等でお試しください。


■演技はこんな感じ…
紙または、ボードに1から10までの番号を書き、そのそれぞれの数字の横に好きな品物の名前を書いてもらいます。
全部書いたら、数字と品物を読み上げてもらいます。あなたは1度聞いただけですべてを記憶し、数字をいわれたら、瞬間にその品物を言ってみせます。
さらに、1から10まで、または逆順にいったりする事もできます。みんなはあなたの記憶力に驚きます。


■超記憶法の秘密…
これはペグ法と連想法という記憶術のテクニックを使った記憶ショーです。実際にマスターすれば、実生活にも役立てることができるでしょう。






●まず、からだの各部分を数字にあてはめて覚えておきます。どのように覚えてもかまいませんが、数字を言われたら、どの部分かすぐに思い出しておけるにしましょう。()内は覚え方の参考です。
  1 頭 (いちばん上)
  2 目 (目がふたつ)
  3 耳 (33<みみ>)
  4 鼻 (横から見た形が4に似ている)
  5 口 (ご<5>飯をたべるところ)
  6 首 (ろく<6>ろ首)
  7 胸 (ちち<しち>)
  8 腹 (は<8>ら)
  9 尻 (く<9>なしり半島)
  10 脚 (柔<10>軟体操)
この10項目をペグ(ひっかけ)として使い、ペグに品物名をひっかけるように、からだの部分と品物を組み合わせて覚えようというのがペグ法の考え方です。














●ペグと品物を覚える方法は連想法を使います。
例として左の10個の品物を覚えてみましょう。
からだの部分と品物を組み合わせて面白い情景を連想をします。このときなるべく突飛で、しかも痛いとか熱いなど、5感に訴えるような空想を行うことがポイントです。空想するときは、なるべくビジュアルにその様子を想像しましょう。


例 1 玉子  (頭に玉子が当たってつぶれた)
  2 桜   (目から桜の花びらがハラハラでてきた)
  3 あんぱん(耳にあんパンを押し込んだ)
  4 ピザ  (鼻からピザが出てきた)
  5 マンション(マンションをかじったら歯が折れた)
  6 サル  (首にサルが巻き付いている)
  7 石   (胸に石がたくさん飛んできて当たった)
  8 花火  (腹の中で打ち上げ花火が爆発)
  9 シイタケ(尻からシイタケが生えてきた)
  10 サソリ  (足下がサソリだらけ)


●ショーとして見せるときは数字と品物を読み上げてもらい、記憶したら、好きな数字をいわせます。その数字が体のどこの場所に当たるかを思いだし、そこにどんなことが起きたかを思い出して、品物名を当てていきます。いくつか当てたら、10から逆に1までの品物を連続していっていきます。


<最後に>
ペグをもっと増やしておくと、20〜100の品物を覚えることも可能です。

PDF版では、スーパー記憶術ショーの方法と、100個までの品物が覚えられるペグを公開しています。ダウンロードしてお楽しみください。<現在無料です>