File No.3 コプチャン(マルチョウ)編 

日本でも近年、人気のモツ焼きは、韓国でも大衆の食べ物として大人気です。鉄板焼きにして、最後は焼き飯にしてシメるのが定番。さあ、御美子さんに、本場韓国のおいしいコプチャン(小腸)料理を詳しくレポートしてもらいましょう。

日本全国ホルモン焼き・モツ鍋ファンの皆様、お待たせいたしました。
本日は、韓国風ホルモン焼き(コプチャングイ)と炒飯(ポックムパプ)専門店をご紹介致します。

 
日本でモツ鍋と言えば、女子が好む食べ物といった感がなきにしもあらずですが、韓国では、屋外に金属製のテーブルとプラスチックの椅子を置いて食べるので、どちらかと言えば中年男性が焼酎と共に食べることが多く、仕事帰りのOLが立ち寄る雰囲気とは、ちょっと違うような気がします。

 
まずは席に着いたが早いか、お通しの豆もやしスープ(コンナムルスープ)やレバーの刺身などが出てきます。
最初に火を通す調理場も屋外にあったりして、強火で処理するのでしょう、5分も待てば、ある程度火の通った鍋がテーブルに運ばれてきます。

 
コプチャングイの命は、材料の鮮度と下ごしらえ、そして従業員の素早い切り分けです。

 
コプチャンとは基本的に牛の小腸ですが、ハツやミノや大腸(テッチャン)も入っているようで、いろいろな歯ごたえを楽しみながら食べることが出来ます。

 
店によって違いますが、この店では最初から鍋に入っていた野菜はジャガイモと玉葱で、頃合を見てニラやキムチを多めに加え、野菜もたっぷり食べられるのが特徴です。

 
そして、締めに作ってもらうのが、コプチャンを焼いた鍋にご飯やキムチを加えて炒めたポックムパプですが、お腹が一杯でも食べられるという、ダイエット中の女性に大敵の食べ物です。

 
韓国でお腹がとーっても空いたなら、是非お試しいただきたい食べ物です。