File No.4 韓流 暑気払い料理とデザート編 

今回は、ウナギ、サムゲタン、パッピンス。韓国の夏のおいしいものを御美子さんが現地から紹介してくれます。


一足先に秋の気配が感じられる韓国から、特に酷暑の東日本の皆様に残暑見舞い代わりの「マシッソヨ!」をお贈り致します。
まずは日本でもお馴染みの鰻料理。日本同様、白焼きや蒲焼もありますが、食べ方はちょっと違って、焼肉のようにサンチュに包んで手で豪快に食べます。サンチュの中にモロミに似た味噌や生姜の千切りを入れるのが日本とは違うところでしょうか。

 
続きましては、これぞ韓国の暑気払い料理の代表選手である参鶏湯(サムゲタン)。食べ方のコツは、最初に骨などを綺麗に取り除き、肉は塩やタレを付けていただくことです。 鶏のお腹に詰められているもち米や栗やナツメなどは残った汁と混ぜてスプーンでいただきます。 私は知らずにいきなり食べ始めたため、途中から食べにくくなり、時間は掛かるは見た目も汚く惨憺たる有様となり途中で食べるのを諦めた経験があります。

 
参鶏湯(サムゲタン)の原型のようなシンプルな鶏料理がペクスです。一人前ずつ出すところもありますし、一羽丸ごと出してくれるところもあります。一羽丸ごとは要予約で、沢山の韓方薬等が入っている模様。 ニンニクの欠片も惜しげもなく入っているのでスープだけでも大満足。最後にこのスープにご飯を入れてくれます。 何人で食べても4万ウォン(約4000円)で食べられるアバウトさも嬉しいですね。

 
最後の料理は季節に関係なくスタミナ料理の一つと考えられ、サラリーマンのランチや酒の肴としても人気のアルタン。白子や明太子がたっぷり入っているのが特徴です。味付けはピリ辛でご飯にもよく合いますが、コレステロールが高そうで、個人的にはなかなか手が出せない一品です。

 
女性の皆様、いえ全国のスイーツファンの皆様お待たせいたしました。韓国の夏の風物詩と言えばパッピンスです。昔ながらのパッピンスもありますが、カフェの巨大なパッピンスもお勧めです。
ただし、大食い選手権でチャンピオンを目指す方以外は決して一人で食べてはいけません。お腹を壊したくなかったら少なくとも二人でいただきましょう。