File No.20 秋田の名城(久保田城) by 勇智真澄

 秋田には「日本の名城」にもその名を連ねる、久保田城そして秋田城があります。今回向かうのは秋田駅から徒歩10分ほどのところに千秋公園として整備されている城跡です。さて、どんなお城なのでしょう?そしてレポートしてくれるのは??

今回はわたくし、真澄が旅してみました。
向かった先は、秋田市の中心地に位置する。城跡が公園になったところです。折よく、この日は「桜まつり」の開催期間。いやはやお花見もできて、一石二鳥やん。鳥もお堀でお出迎えしてくれてはるわ。(ん? いつから関西人? 大阪城の回にひっぱられているやん)


いるいる、暑い時の風物詩! 
公園への入口にはおなじみのババヘラアイス!


アイスとシャーベットの中間位の硬さで甘さ控えめ、というか、味自体はほとんどない、のど越し爽やかなアイスだよ。年配の方がしゃもじでアイスをコーンに盛ることから付けられた名前だということは、この数年で有名になってきたからTVで見て知ってる人もいるよね。暑いので1つ買ってみました。桜まつりだというから、さくらの花びら形かと思いきや、いつも通りのチューリップ形でした。さすがさくらは難しいか……。

だらだらと坂道を登っていくと「松下茶寮」「松下酒房」の看板が見えてきました。ちょっと覗いてみましょ。旧料亭「松下」の伝統的な建築法や材木等を残してリノベーションしたという趣のある建物です。小道の先、建物の奥に外から入れる「茶寮」がありました。
 

あきた舞妓鑑賞ができたりお茶が飲めたり(もちろん日本酒も!)、予約すれば食事もできるみたいです。なので、玄関に人力車があるのね。でも、これは飾りだね、きっと。こんなんで、坂道を移動なんて大変だもの。
舞妓さんたちは2階にいるようで、見ることはできませんでした。残念。

まだ坂の途中。目指す城跡はこの先。なのにぃ~! ダイエットに励んでいるムッチリーナの私には目の毒な、屋台の群れの中を通らなければいけない。なんてことだ……。
食べたい! だめだめ!! ややもすれば挫ける自分の心と葛藤しながら歩く。
 

食べたい欲望を、必死に匂いだけで我慢して通り過ぎたら、また屋台。それも横目で流して進む。


やっと平らな場所に出た。広い! ここに城が建っていたのか! 
そうだ、桜まつりなんだ。すごい本数だなあ。幹にも花がついた一本の木を見つけたよ。


近くで見てください。まるでとってつけた作り物みたいで、面白い。


ありゃりゃ、肝心の「お城めぐり」 というテーマがお花見に変わっている!
さて、軌道修正。やっとそれらしき風合いの門にたどり着きました。外国からの方々も多く見受けられました。さすが服装は(も)自由だね。
 

門の内部から、外を見ると四角に切り取られた絵画になるね。


あ! あれがお城か? にしては小さすぎる。
 

案内板を見ると「久保田城御隅櫓(おすみやぐら)」だって。お城の囲いの角部分に立てられた見張り場所を再現したんだそうだ。お城本体の再現は諸事情によりできなかったんだろね。ここでわたくし、はたと気づきました。久保田城? 秋田城じゃないの? この公園となった城跡の中に、秋田城と久保田城があったの? あれれ??
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神社も何個かあったし、城も神社も一括りの総称が秋田城跡なんだろうか。神社でしょ。
 

神社でしょう。


そして、結婚式もできる神社。わたくしには全く関係のない場所ね。白無垢の花嫁さんの写真撮影をしていました。うらやましくなんかないよ~だ。
 

疑問を抱きつつ下り坂を降りる。よく見れば、上りでは気付かなかった石碑があるではありませんか。しっかりと「久保田城跡」と彫られた立派なやつが。

  
秋田城はどこだ? 観光案内所で聞いてみることにしよう。なぜだか東海林太郎氏の胸像がありました。前にたつとセンサーが作動し、メロディーが流れるそうな。でも、わたしは先を急ぐので立ちどまることはしませんでした。


あら、今度は「氷川きよしコンサートツアー」の移動車が公園前の秋田県民会館の楽屋口に止まっている。きよし君、可愛いから見てみたい気もしたけど、疑問解決が優先だよね。
 

夏になれば一面、蓮花で埋め尽くされる「大手門の堀」。いまはまだ水面のみ。泥沼の中では、にょっきりと顔を出すタイミングを待っている蓮がいっぱいなんだろうな。その時期になれば写真撮影の絶好の場所。蓮花がきれい! と鑑賞している人の横で私はいつも思う、食用レンコンとは違うのだろうかと。
 

お堀の前の道路を渡り、観光案内所で聞き込み調査。「久保田城」と「秋田城」は違いますよ、と案内所のお嬢さんが笑顔で答えてくれました。では「秋田城」は別にあるのか。あるならどこにあるのかと尋ねたら、「私もいったことがないので……」とガサゴソ資料を探し、ありました~、とこれまたにこやかに「秋田城跡歴史資料館」のパンフレットをくれたよ。どうも、ここが秋田城跡らしい。地元の人にも秋田城跡は浸透してないんだね。


わたしは、ずっと「秋田城」だと思っていた場所が、実は「久保田城」だったことが解明できてひとつお勉強しました。今回は久保田城跡を訪ねて、になってしまったので、秋田城跡はまたこんどね~! ですわな。