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ライジングショットを使いこなせ!【気分はクルム伊達公子】  by 雨宮知念     



テニスゲリラ講座、今回はテニスワンポイントレッスンです。私、講師の雨宮知念と申します。よろしくお願い致します。ここでは、一通りのレッスンを終えたけれど、試合になかなか勝てないとお悩みの方に対するワンポイントアドバイスをご提案いたします。


1. ライジングショットとは ■■■■■
クルム伊達選手の代名詞であるライジングショットとはどんなものでしょう。ライジングショットというとショートバウンドの球を打つことだと思っている方もいらっしゃいますが、それだけではありません。ボールが弾んで、頂点に達するまでの間に打つことをライジングショットと言います。メリットとしては、相手が体制を整える前にボールを打ち返すことができるところにあります。そして、相手の打球の勢いが弱まる前に打ち返すことができるので、少ない力で早い球を打ち返すことができます。体格に恵まれない非力な日本人選手が外国のパワーヒッターに立ち向かうためには絶好のショットと言えるでしょう。ただし、タイミングの取り方がむずかしいため、プロの選手でも真似をする人はあまりいませんでした。


2. ライジングショットの使用法 ■■■■■
ところが、最近はライジングショットの有効性が認められ、ライジングショットを打つ選手も増えてきました。とは言え、クルム伊達公子選手のような低いミートポイントで打ち返すカウンターショットとしてではなく、ミートポイントが高い位置から相手のコートにたたきつけるというパワー重視の使い方をしている選手がほとんどです。
とはいえ、我々アマチュアのテニスプレーヤーは、カウンターショットやパワーショットはなかなか打てません。しかし、ライジングショットには、もう一つの使い方があるのです。それは、一発のライジングショットで決めるのではなく、ライジングショットをアプローチショットとして使うことなんです。 


3.ミスをさせるかボレーで決めるか ■■■■■
我々アマチュアのテニスプレーヤーの試合では、ポイントの多くはミスショットかボレーによって決まります。つまり、試合に勝つ考え方としては、相手にミスショットをさせるか自分がボレーで決めるかということになります。ここでも、ライジングショットの威力が発揮されるのです。
① 相手のミスを誘うテクニック
プレーヤーにはミスしやすい(返球しにくい)場所があります。第一に体の正面です。次に足元、順に体から離れた場所ということになります。相手がボレーに出てきたときに足元を狙うと効果的です。
次にミスしやすいのは、利き腕とは反対方向のボレーです。右ききの相手ならば左手の方向へ返球するわけです。ストロークの場合は、相手をなるべく動かしてショットを打たせるようにします。移動距離が長くなるほどミスも多くなるというものです。
② ボレーで決めるテクニック
ボレーをするためのアプローチショットとしてもライジングショットは非常に有効です。
リターンはエンドラインの前で構えライジングショットで返球し、そのままネット方向に進み、ボレーのしやすい位置につきボレーでポイントを取ります。


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