File No.2 サンジャック・サンクリストフ教会 編
パリ市は、20の行政区に分かれています。19区は市の北東部にあり、セーヌ川の北側に位置しています。マンガ『のだめカンタービレ』の主人公の留学先としてたびたび出てくる「コンセルバトワール」というのは、この地区にあるパリ国立高等音楽・舞踊学校のこと。観光スポットはあまりなく、ほとんどが住宅街のこの地域をMirubaさんが歩きます。
L'église Saint-Jacques-Saint-Christophe de la Villette はパリの19区にある。
メトロRiqueリケという駅からウルク運河ヘ向かって歩いた。リケとは人名だ。
17世紀、南仏に世界遺産にもなった「ミディー運河」を全財産をつぎ込んで造った、というフランスではちょっと知られている有名人だ。
サンジャック・サンクリストフ教会を見る。
ネオクラッシックのどっしりとした教会で、その前に公園がある。
遊具の赤い滑り台と歴史ある教会とのコントラストが楽しい場所だ。
ハンセン氏病病院の安息の為に造られ、14世紀にサンジャックおよびサンクリストフ2人の聖人を捧げ現在の場所に建立されたという。
パリ東北のVilletteは肥沃な平野に位置する農業の町であるとともにウルク運河が出来た19世紀、パリの住民の水の供給場所となり、また港湾活動で大きく発展したが、現在では運河を行く観光船の行き交う新しい町として日々開発が進められていて変化の町でもある。
ウルク運河にかかる橋は通過する船のために道路が跳ね橋のように上下する。
跳ね橋といっても、南仏アルルにあるゴッホのはね橋のように橋の両側に橋が別れるのではなく、橋の幅の道路がそのまま上下するのだ。
その光景を楽しみながら待つ人々。
せわしない日々の中、なんだか時間をゆったりと使っているようで面白かった。