想い出のスペイン・セヴィリア by Miruba 





パリから離れ、スペインアンダルシア地方セヴィリアに向かう。
グラナダから車で3時間半ほどだ。
途中、OSUNA(オスナ)と言う町があった。「押すな~ゆっくり行こう」と言う気になる。



セヴィリアのホテルではセミスウィート並に広くゆったりとした部屋だった。
いつもビジネスホテルなので広すぎてかえって居心地悪い。こんなとき貧乏性が現れる。



ガソリンを入れるので立ち寄った小さな町。それでも門構えなど素晴らしい。



12世紀末にイスラム教徒が建てたとするLa GIRALDAヒラルダの塔。
塔の天辺には風見=ヒラルディリョがあり、ヒラルダの塔の名前の由来という。
同じ様な塔は、モロッコのマラケシュにあったクトゥビアの塔やラバトでも見たことがある。



30年前撮ったモロッコマラケシュのクトゥビアの塔



イスラムからこの地を奪還したスペイン人は、この天にそびえる塔に負けないように、
「世間からキチガイ沙汰といわれるような大きな教会を建てよう」と、当時のセビリア市議会が計画したというCATEDRAL大寺院も隣にその立派な力強い姿を見せている。
夜になって、イルミネーションの輝く広場では、この景色を眺めながら食事が出来るレストランがあり、今は昔^^平和な美しさを堪能しているようだった。



カテドラルの中。大きすぎて常に修復中。



ヒラルダの塔は観光客の行列で諦めて向かいのAlcazer(アルカサル)に入った。
まだここのほうが行列は少なかったから、でもこちらを選んで大正解。素晴らしかった。



アルカサルだけを観てもアンダルシア地方のイスラム文化を見てきた、と言える。そのくらいインパクトのある建造物だった。タイルの模様が美しい。



スペイン広場もそれは美しく変貌していた。
昔私が行った33年前には地面はところどころぬかるんで、屋台の扇子売りのおばさんが「買っていかないかい?」としつこく声を掛けてきて・・・結局買ってしまったけれど。


さて、セヴィリアといえばなんといってもフラメンコ。
6年ほど前バルセロナに家族と旅行したときにも観たが、本場のフラメンコも見なくちゃいけない。いやはやその迫力素晴らしかった。残念ながら踊っているところは撮影禁止で、最後の挨拶はOK。




今回の旅行は途中で私の誕生日が挟まっていた。
若かったときの旅行はそれはそれで感動的だったが、30年を経て観ると、歴史の重みを感じ、さらに興味深いものだった。
昔尋ねた場所を又訪れるのもたまには良いものだ。