②―1△3五同角、▲5八金
右図は、上の図から、▲2八銀、△3二飛、▲3七銀、△3五歩、▲同歩、△同角、▲5八金右まで 後手の△3五同角に対して、先手は落ち着いて▲5八金右と角成りを防いで、5七の地点を守っておきます。ここでは、▲4六銀と角にぶつけたくなりますが、強く△同角とされると飛車が向きあった形となり、飛車交換をした時に、どこかで▲4六同歩と角を取らなければならず、4七の地点が後手の駒の打ち込む場所として傷が残ります。あえて、危険を呼び込むこともないでしょう。 ここで形成判断すると、先手は3九の銀が3七まで進んでおり、4九の金も5八に上がっています。一方、後手は飛車、角以外に大きな駒の動きはなく、しかも角は活用しにくくなっています。このままでは、先手から▲7六歩と角筋を通す手や、今度こそ▲4六銀と角に当てる手があり、先手の方がむしろ指しやすいのではないでしょうか。次に②―2同飛の変化です。
PS:つづきは次回にしておきます。
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