だれにもできる読心術ごっこです。
誰かに試してみる前に、最初に自分自身で試してみましょう。
次の8つの単語からどれかひとつの言葉を心の中で決めてください。
スキー、鼻水、コップ、温泉、ゴミ箱、コーヒー、冬、お土産
選びましたか?
では次に、その単語から連想する単語を次の8つの中から選んでください。
電卓、雪、針、ティッシュ、米、まんじゅう、牛乳、電話
最初の単語は忘れいただいてかまいません。2つめに選んだ単語だけ強くイメージしていてください。
さあ、次です。そのものから連想する言葉を、次の8つの中から選びます。
大きい、遅い、白い、鋭い、暗い、甘い、赤い、狭い
選んだら、その単語だけをしっかり頭に刻みます。
それでは最後に、その言葉から連想するものを次の8つの中から選んでください。
ナイフ、ピラミッド、砂糖、亀、犬小屋、宇宙、血、深海
選びましたか?
ふーむ。強く思って…
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もっと強く思って…
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わかりました!
あなたの考えているのは『砂糖』ではありませんか!
いかがでしたか?当たりましたか?
もちろん、これは本物の読心術ではありません。
ほとんどの人が、最終的に「砂糖」にうまく誘導されるような単語が選ばれているのです。
だれかにこのパフォーマンスを行うには、4枚の紙を用意して、それぞれの紙に、上のように8つずつの単語を書いておき、順番に見せていくようにします。
上のようなセリフをスムーズに言えるように練習しましょう。
使用する紙は名刺の裏などでもよいでしょう。名刺入れの中等に入れておけばいつでも披露できます。
これをもっと巧妙に行うには以下のようにします。
用意した4枚の紙に、8個ずつの単語が書かれているのを見せて「ここに8個ずつの単語が書かれた紙があります」といいます。
次に、4枚の紙を裏向きにして、両手で混ぜます。しかし、実際は混ぜるふりをしながら、また順番に並ぶようにします。
そして、同様に1枚ずつ見せていきますが、自分は表を見ないようにします。
つまり相手にはランダムにカードを見せているように見えるというわけです。
最後に相手の心を読み取るかのように、目を見つめたりしてから、「砂糖ですね」といい当てます。
100%が当たるわけではありませんが、ほとんどが当たりますので、相手は驚く事間違いなしです。
追記:アイテムを別々のカードに書いて切り混ぜて見せる方法は、マジッククリエーターの下村知行氏の考案した方法です。
【補講】
たまにへそ曲がりな人がいて、わざとはずされてしまう場合があります。そんな失敗を防ぐための方法を伝授しておきましょう。
これをやってみせるとき、複数の人に同時に見せるようにします。1人の人に代表で連想させますが、周りの見ている人全員にもそれぞれ連想してもらいます。
代表者が「砂糖」を選んで当たった場合は、大成功。それで終了です。
もしはずれた場合に、以下のようにいいます。
「『砂糖』という念波を強く感じました。もしかして砂糖を思った方いますか?」周囲の人に聞きます。砂糖を思った人がいる可能性は高いでしょう。「そうですか。あなたの思念を強く感じてしまったようです」といいます。
場合によっては、大勢が砂糖と思っている事が判明して、さらに驚きになります。
「多数の思念をキャッチしてしまったのだと思います」といいます。