百人一首は、記憶力、聴覚力、高い身体能力、戦略が必要な奥深いゲームといわれています。ここでは、その百人一首の達人たちも使う秘密の記憶方法で、百人一首のいくつかを覚えていこうというものです。


上の句の数文字を聞いただけで、下の句がわかるテクニックがありますが、これを決まり字といいます。例えば、「ちはや」まで読まれれば、「からくれないにみずくくるとは」と下の句がわかります。そして、これをマスターした達人の目には、からくれないの取り札は、ちはやと見えているそうです。
決まり字の最短なものでは、一字がわかれば、下の句がわかるというものが7首あります。これを1字決まりと呼びます。この7首とそれをあっという間に、語呂合わせ連想で覚える方法をお教えしましょう。

上は、人気漫画「ちはやふる」の1ページ<クリックで大きくなります> 

<百人一首超記憶術 一字決まり編>

む 


<覚え方>むきー
<解 説>ムキーっと怒っている顔文字


の 露もまだ干ぬ 槙の葉に 立ちのぼる 秋の夕暮




<覚え方> 墨の夢
<解 説> 墨(すみ)が夢をみている


住の江の 岸による浪 よるさへや の通い路 人目よくらむ




<覚え方> 目、雲隠れ
<解 説> 目が雲で隠れている


り逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな




<覚え方> 踏むベ(ふ•むべ)
<解 説> ベーをしている人を踏む


くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ




<覚え方> さいず
<解 説> サイズを測られるサイ


しさに 宿を立ち出でて 眺むれば いづこも同じ 秋の夕暮




<覚え方> ほととぎすタダ
<解 説> ホトトギスは無料


ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる




<覚え方> 背割れ
<解 説> 背中のチャックが割れているヒーロー


を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思う

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