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離れない指  by 編集部    

短くてウケる披露宴用スピーチです。話下手な人にもぴったりです。

「長いスピーチはできないので、私に3分だけ時間をください」
いきなり、こう宣言しましょう。長い祝辞に飽き飽きしている人がたくさんいますので、これだけでも、聞いてみようという気にさせます。
そして以下のように続けます。
「皆さん、両手を出して頂けますでしょうか。中指と中指を曲げてしっかりとくっつけます」
中指の第二関節までを曲げて、しっかりと密着させます。以下説明しながら自分でもやってみせます。
「他の指は、指先同士をくっつけます。できましたか?」
皆がちゃんとできているか確認しながらゆっくり進めます。
「親指と親指を離してみてください。離れますね。人間、いつか親とも分かれるときがきます」
「もどしてください。次は人差し指を離してください。いつか兄弟とも別れがきます」
「2本飛ばして、小指を離してください。子どもでさえ、成長していつか家を出て行きます」
「では薬指を離してください。とれませんね」
「くっついて離れないこの指に、さきほど、お二人は誓いの指輪をはめられました。一生仲良く、離れずにいっしょにお過ごしください。本日はおめでとうございました」
としめます。
 
【後記】この指遊びは、なぜ結婚指輪を薬指にはめるかという理由として語られたり、中国の古い話として語られたりすることもあります。
披露宴のスピーチにするというのは、落語家の春風亭小朝さんも噺の枕で使っていた事がありました。小朝師匠曰く、この話のいいところは聞いた人にも『よし、おれも使ってみよう』と喜ばれるところ、だそうですw 

↓なぜ結婚指輪は薬指にするのか